Car Service
車検・法定点検
車検は車が保安基準に適合しているかを検査するために、初回は36ヶ月後に、その後は24ヶ月ごとに行う制度のことです。
また、法定点検も法で定められた定期点検で、車検から12ヶ月後に行います。
点検内容は12ヶ月点検と24ヶ月点検では、それぞれ項目は異なります。
様々なメーカーの車輌テスターやコンピューターなどの設備を有していますので、どのようなトラブルも即時解決できます。
法定12ヶ月点検と24ヶ月点検の違い
法定12ヶ月点検
法定12ヶ月点検はブレーキペダル・クラッチペダルの遊びなど車内点検、エンジンルーム点検、下まわり点検、外まわり・足まわり点検と分かれています。
エンジンからブレーキの効き具合などに関する点検箇所は26項目、安全と快適さに関わる部分を総合的に点検します。
法定24ヶ月点検
24ヶ月点検は「1年ごとの点検に加える」とされており、12ヶ月点検の項目も含みます。
24ヶ月点検の点検項目は以下のとおりとなります。
<点検項目>
かじ取り装置(ステアリング)
ハンドル
・操作具合
ギヤ・ボックス
・取付の緩み
ロッド、アーム類(ステアリング・リンケージ)
・緩み、がた、損傷
・ボール・ジョイントのダスト・ブーツの亀裂と損傷
かじ取り車輪
・ホイール・アライメント
パワーステアリング装置
・オイル漏れ、オイル量
・取付の緩み
マスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ、ディスク・キャリパ
・機能、摩耗、損傷
ブレーキ・ドラム、ブレーキ・シュー
・ドラムの摩耗及び損傷
ブレーキ・ディスク及びパッド
・ディスクの摩耗及び損傷
走行装置
ホイール
・フロント・ホイール・ベアリングのがた
・リヤ・ホイール・ベアリングのがた
緩衝装置
サスペンションの取付部と連結部
・緩み、がた、損傷
ショック・アブソーバ
・油漏れ及び損傷
動力装置
プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフト
・自在継手部(ユニバーサル・ジョイント)のダスト・ブーツの亀裂と損傷
デファレンシャル
・オイル漏れ、オイル量
電気装置
電気配線
・接続部の緩み及び損傷
原動機(エンジン)
燃料装置
・燃料漏れ
ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置
ブローバイ・ガス還元装置
・メターリング・バルブの状態
・配管の損傷
燃料蒸発ガス排出抑止装置
・配管等の損傷
・チャコール・キャニスタの詰まりと損傷
・チェック・バルブの機能
一酸化炭素等発生防止装置
・触媒反応方式等排出ガス減少装置の取付の緩みと損傷
・二次元空気供給装置の機能
・排気ガス再循環装置の機能
・減速時排気ガス減少装置の機能
・配管の損傷取付状態
エグゾースト・パイプとマフラー
マフラーの機能
車枠(フレーム)、車体(ボディー)
・緩み及び損傷
Q&A -よくあるご質問
法定点検はいつまでにやればいいですか?
車検の場合○月○日までというように明確な期限がありますが、法定点検にはありません。
一般的には、点検すべき日の前後1ヶ月以内には実施することをおすすめいたします。
法定点検は自分でもできますか?
車をリフトアップして実施するドライブシャフトやマフラーの機能チェックも含まれるため、専用工具や専門的な知識が必要な項目があります。
また、現代の車両は電子制御されている部分が多く、テスターなどの機器を使わないと状態の確認、改善ができません。
安全性から考えてもご自身でおこなうのはオススメしません。
ダイヤルステッカーって何ですか?
ダイヤルステッカーは、国の認証のある整備工場でプロの整備士の目で法定点検をした場合にのみとして貼り付けられます。
また期限を過ぎたステッカーを貼ったままにしていると、保安基準違反となります。